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HSF・W編 前哨戦

開催の前日。ヒイロとゼクスは二人で最後の調整に入っていた。

ゼクス  「そろそろいいだろう。引き上げるとしよう。」   ヒイロ  「了解。会場に戻る。」

その時、音も無く二人の前に赤いレプリロイドが現れた。

???  「ちょっとお時間よろしいでしょうか?」
ヒイロ  「何者だ?」
???  「僕はZER02という者です。よろしければお二人にお手合わせ願いたいのですが…」
ゼクス  「いいだろう。しかし2体1というのは気が引けるな。ヒイロ、お前が相手をしてやれ。」
ヒイロ  「了解。命なんて安いものだ。特に俺のはな。」
ZER02  「ありがとうございます。では早速。」

二人は向かい合い、それぞれセイバーとサーベルを抜いた。激しい攻撃の応酬。どちらも大きなダメージは受けない。

ヒイロ  「なかなかやるな。」     ZER02  「まだまだですよ。では、少し本気を出していきましょうか。」

再び攻防が始まる。しかし、ウィングゼロは押されていた。
そして、ZER02の一撃がウィングゼロを掠める。かろうじて距離を取るヒイロ。

ヒイロ  「くっ、ゼロシステムを起動する。」

ウィングゼロの周りに独特の雰囲気が漂う。

ヒイロ  「さあ、ゼロ。俺の敵を示してくれ。」

ウィングゼロはバスターライフルを構え、狙いをつける。

ゼクス  「待て、ヒイロ。それは俺だ。ZER02は向こうだ。」
ヒイロ  「了解。ターゲット変更、破壊する。」

ゼロシステムを起動したウィングゼロのバスターライフルがZER02を捉える。

ZER02  「これは…まずいですね。…では、こちらも。」

ZER02の周りに一瞬黒いオーラが纏われ、ZER02の色が黒く変化する。

ヒイロ  「この感覚…ゼロシステムか!」
ZER02  「違うな。ZER0システムだ。ZER0の0は数字の0だ。」
ヒイロ  「その声… トレーズか!」
ZER02  「誰だそれは?俺はZER02。剣を極めし者だ。さあ、行くぞ!」

ZER02はもう1本のセイバーを抜き、ウィングゼロに向かって行く。
ZER02の一方的な攻撃が続く。ゼロシステムをもってしても回避すら追いつかなくなってくる。

ゼクス  「このままでは… ヒイロ!援護するぞ。」

そして2対1の戦いに。セイバー二刀流とビームサーベル、ヒートロッドが激突し、互角の攻防が続く。

ゼクス  「2対1で互角だというのか… ならば!」

エピオンのゼロシステムも起動し、形勢は逆転する。ガードに徹するZER02。

ゼクス  「ヒイロ!一気に決めるぞ!」     ヒイロ  「了解。」

ウィングゼロは上昇、エピオンは旋回し、挟み撃ちの体勢に。

ゼクス  「とどめだ! 行け!ヒートロッド!」
ZER02  「くっ、俺は、まだ負けるわけにはいかない! 滅閃光・弐式!」

ZER02が地面を叩きつけると、そこから無数の光球が現れ、ヒートロッドを弾き、
そのまま上昇しているウィングゼロに向かって行く。

ヒイロ  「攻撃は、間に合わないか… 回避に専念する。」

再び攻防が始まった。そして、ZER02が完全に追い詰められ、2本のセイバーを取り落としたその時、

ゼクス  「待て、ヒイロ。何か様子がおかしい。」

ZER02の周囲に再びオーラが現れ、拳に集まっていく。

ZER02  「俺は剣を、いや拳を極めし者。これが俺の、真ZER02の力だ。」

そういってウィングゼロの方へダッシュの体勢のまま滑るように移動していった。

ヒイロ  「突っ込んでくるか… 無謀だな。」

ウィングゼロがバスターライフルを発射した。しかし、手応えがない。

真ZER02  「どこを狙っている? そのシステムでは敵の姿は見えないようだな。」

声と共にウィングゼロの背後に真ZER02が現れ、再びダッシュの体勢を取る。

真ZER02  「くらえ! 瞬獄殺。」     ゼクス  「ヒイロ!危ない!」

硬直して動けないウィングゼロに変形したエピオンがタックルする。狙いを逸らされた真ZER02は通り過ぎていく。

ゼクス  「大丈夫か?」     ヒイロ  「ああ。だが一言言っておく。死ぬほど痛いぞ。」

ゼクス  「そんなことより、奴の動きはゼロシステムでは見えないようだな。」
真ZER02  「当然だ。これは、ZER0システムをも超える、ZER02システムだからな!」
真ZER02  「(そろそろ時間か…。)さて、余興はこれまでだ。最後に1つ…」

真ZER02は大きくジャンプし、手から無数の気弾を放った。
ウィングゼロとエピオンが気弾を避け終わった時には既に真ZER02の姿はなかった。

 

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