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トップページ > 投稿小説 > D 〜駆け抜ける黒い閃光〜 第1話

D 〜駆け抜ける黒い閃光〜

第1話

第1話 
第1章  初任務 

西暦21XX年 レプリジェネフォース基地 特殊任務部隊司令室 
レプリフォース総合軍レプリジェネフォース。その司令室にハンターベースから通信が入った。 
通信を受けたのは新入りの隊員。もちろんこの先起こる衝撃の展開を知る由もなく… 

???  「こちらはレプリジェネフォース特殊任務部隊。何か?」 

???  「何だって!?スカイラグーンで!わかった。隊長の指示があり次第こちらも救援に向かう」 
隊長  「どうした? どこからの連絡だ?」 
???  「ハンターベースのダブルという者からです。」 
隊長  「用件は?」 
???  「それが…スカイラグーンが、イレギュラーに襲撃されているそうです… 
隊長  「何!? あそこにはアイリスが…」 
???  「隊長! 急ぎましょう! ハンターベースからは距離がありすぎて間に合いません!」 
隊長  「わかった。すぐに全員を集めろ!特殊任務部隊、出動だ!」 


スカイラグーン付近 

隊長  「くそっ 既に墜落が始まっている… 仕方ない…落下地点に向かうぞ!」 


スカイラグーン跡地 

隊長  「よし、ここからは散開して救助活動とイレギュラー掃討に当たる!」 
     「我々第01小隊はイレギュラー掃討を、第02小隊は救助をメインに行動しろ!」 

???  「カーネル隊長… その…」 
カーネル  「わかっている… だが、アイリスのことだけに構ってはいられない…」 
???  「わかりました… こちらでも見かけたら報告します!」 
カーネル  「すまないな…ダイナモ。皆も、頼んだぞ! では、作戦開始!」 
ダイナモ  「隊長、お気をつけて!」 
カーネル  「おまえに心配されるほどのことはない。それより、おまえはこれが初任務だったな。気をつけてな」 
ダイナモ  「了解です!」 

 

第2章  入隊前日 

スカイラグーン襲撃事件の数日前の夜のこと… 
基地にほど近い丘の上でダイナモと親友のストームが翌日の入隊式について話していた。 

ダイナモ  「はぁ〜 不安だ…本当にオレなんかでよかったのかなぁ…?」 
ストーム  「おいおい、もっと自信持てよ。オレだってエアフォースでうまくやってるんだからさ」 
ダイナモ  「でもさぁ… 配属先がいきなりジェネフォースなんだぜ… 
ストーム  「確かになぁ… 普通ジェネフォースにはエアフォースや 
        シーフォースで功績を上げたヤツだけしか入れないからな」 
ダイナモ  「これってさぁ… 何かの間違いなんじゃないの?絶対ありえないって」 
ストーム  「そんなこと言っても始まらないだろ。おまえには何か才能がある、だから選ばれたんじゃないか」 
ダイナモ  「そんなこと言ってくれるのは親友のおまえくらいだよ… 
        でも、おれはエレメントだって1つしか使えないしなぁ…」 
ストーム  「何だよ。エレメントなんか気にしてるのか?」 
ダイナモ  「そりゃ気にもするさ。レプリフォースでも戦功で有名なのはみんなエレメント2つ以上使えるヤツばっかだぜ…」 
ストーム  「いや、そうでもないだろ。 
        おまえが配属される特殊任務部隊の隊長のカーネル大佐は雷のエレメントしか使えないそうだ」 
ダイナモ  「雷か… オレと同じだな。でも…実力が違うよなぁ…」 
ストーム  「そりゃあ当たり前だろ。でも、エレメント1つでも十分戦えるってことだよ」 
ダイナモ  「そうだといいけどな。まぁ、明日何もかも決まるからな。せいぜい報告を楽しみにしていてくれよ」 
ストーム  「ああ、期待しないで待ってみるさ」 
ダイナモ  「おい! さっきと言うこと違うじゃないかよ!」 
ストーム  「ハハハ、まぁ気にするな」 


第3章  入隊式 

その翌日… 
レプリジェネフォース基地 特殊任務部隊司令室 

カーネル  「よし、皆揃っているな。彼らが、本日付で我がジェネフォース特殊任務部隊に配属することになった…」 
       「…そうだな、自己紹介でもしてもらおうか。では、そちらから」 

???  「ハッ! 私はジェネレイと申します。以前の配属はシーフォース上陸戦部隊第03小隊隊長であります」 
ジェネレイ  「今回、特殊任務部隊第02小隊長を務めさせていただくことになり、大変光栄に思っております。 
         使えるエレメントは、水・雷の2つです。皆さん、よろしくお願いします」
 
カーネル  「よろしい、ではもう1人。自己紹介を」 
ダイナモ  「ハイッ! オレは…じゃなくて、私はダイナモと言い…申します。以前の配属は……ありません…」 
カーネル  「ダイナモ。そんなに固くならなくてもいい。もう少しリラックスしてな」 
ダイナモ  「はい…すいません… え〜、今回第02小隊に配属されることになりました。 
        使えるエレメントは…雷だけです… 力不足かもしれませんが、よろしくお願いします…」 

カーネル  「ほぉ… ダイナモもエレメントは雷だけか。実は私も雷1つだけなのだよ」 
ダイナモ  「はぁ、存じております…」 
カーネル  「一般的にはエレメントの数で戦闘能力が決まるとか言う者も多いが、私はそうではないと考える。 
        問題なのは使える力の数ではない。力を『どう使うか』だ。皆も、心得ておけよ。では、自己紹介は終了だ。 
        これから大ホールへ移動して4軍合同の入隊許可式典を行う。ジェネレイ、ダイナモは私について来い」 



レプリフォース総司令基地 大ホール 
総司令基地の中にある大ホール。荘厳な雰囲気の中、様々な式典が行われる場所。 

ジェネラル  「これより、レプリフォース新入隊者、および配属変更者の入隊・所属許可式典を行う。該当者は、前に」 

ジェネラル  「諸君、そして中継で聞いている隊員も、最近のイレギュラー現象の増加傾向には気付いていることだろう。 
         私はこの現象には黒幕が存在すると考えている。いや、間違いなく存在するのだ。 
         賢明なる諸君ならばその名も予想がつくだろうと思う。
 
ダイナモ  「ジェネレイ小隊長、その黒幕ってやっぱりシ…」 
ジェネレイ  「言うな…皆わかってるんだ。それより今は総司令の話を聞け」 
ジェネラル  「そう、彼は死んだと思われていた。しかし、私はその生存をこの目で確認したのだ。 
         彼は恐らく動き出すに違いない。それは諸君が日頃の訓練の成果を発揮する時だということを意味する。 
         その時は、もう遠くない。それまで、訓練を怠らぬように。以上だ」
 


第4章  特訓 

スカイラグーン事件から数日後… 
レプリジェネフォース基地 特殊任務部隊司令室 
ダイナモは久々の任務にも、司令室の守備にあたる、いわゆる『お留守番』役となっていた。 

ダイナモ  「あ〜あ、『お留守番』だよ『お留守番』… スカイラグーン事件以来久しぶりの任務だったって言うのにさ… 
        なんでオレだけここで留守番なんだよー!」 

オペレーター  「そんなこと言ってるのがバレたら大隊長に怒られますよ。 
           それに、皆のいない本部を守るのも、大事な仕事です」 
ダイナモ  「それはわかってるんだけどさ… どうにもヒマで仕方ないんだよね」 
オペレーター  「あ、通信です。『ポイント2048でイレギュラー発生 直ちに向かえ』だそうです」 
ダイナモ  「おっ、やっとお仕事? 腕が鳴るねぇ」 
オペレーター  「ダメですよ。隊長の指示がないと。それに、本部にはあなたしか残ってないんですから」 
ダイナモ  「チェッ。そんなこと言ったって『直ちに向かえ』だぜ? 早く行かなきゃ間に合わないかもしれないだろ」 
オペレーター  「それでもダメです。もうすぐ隊長達も帰ってきますから、それまで… あっ!」 
ダイナモ  「大隊長に伝えといてよ!『ちょっと行って片付けてくる』って!」 


ポイント2048 

ダイナモ  「ふぅ、ついたな。それにしても、なんにもいないじゃないか… そもそもあの通信ホントだったのかなぁ?」 
       「やれやれ、帰るとするか… 大隊長に怒られに… … …何!!」 


周りを見渡すといつの間にか大量のイレギュラーメカニロイドが。 

ダイナモ  「! くっ! 何だよ…! この数は…」 

圧倒的な物量に、次第に追い詰められていくダイナモ。 

ダイナモ  「くそっ… こんなことなら、1人で来るんじゃなかったぜ… もう、ダメかな…」 

その時だった。 

???  「エナジーブレイカー!!」 

その声とともに、地上を縦横無尽に走る雷光。そして上空に立ち上り、次々とイレギュラーを捉えていく。 

???  「大丈夫か? ダイナモ」 
ダイナモ  「大隊長!? なぜここに…?」 
カーネル  「簡単な事だ。オペレーターから聞いたんだよ。おまえが1人で乗り込んで行ったってな」 
ダイナモ  「そうじゃなくて… なぜオレなんかを…」 
カーネル  「なぜだって? 隊員を守るのは隊長の勤めだ。そうだろう?」 
ダイナモ  「大隊長… すいませんでした…」 
カーネル  「さあ、本部に帰るぞ。皆心配して待ってるんだからな」 


レプリジェネフォース基地 特殊任務部隊司令室 
ダイナモは無事の帰還を祝われ、また無断出撃を叱られ、複雑な気分で迎えられた。 

カーネル  「よし、この件はここまでだ。全員、解散!」 

ダイナモ  「あの…大隊長。ちょっといいでしょうか…?」 
カーネル  「何だ? 礼ならもういいぞ」 
ダイナモ  「いえ。それもそうなんですけど…」 
カーネル  「だから何だ? はっきりしないヤツだな」 
ダイナモ  「お願いします! オレを特訓してください!」 
カーネル  「どうしたんだ、急に? いつもサボってばかりなのに」 
ダイナモ  「今日の件で、自分の力を、力のなさを思い知らされました。オレは、もっと強くなりたいです!」 
カーネル  「わかった。つきあってやろう。そうだな、屋外訓練場でも行くか」 


レプリジェネフォース基地 屋外訓練場 

カーネル  「さて、何から始めるかな」 
ダイナモ  「あの技を… エナジーブレイカーを、もう1度見せてください!」 
カーネル  「…あれか… 本気であれを覚えるつもりか?」 
ダイナモ  「ハイ! あれは、今のオレには必要な技だと思うんです」 
カーネル  「わかった。よく見ておけ。この技は、エレメントの力を剣に集中して… 
        一気に地面に叩き付ける! こういう技だ。叩き付ける力の調整で雷を飛ばす位置を調整するんだ」 

ダイナモ  「わかりました。やってみます!」 

カーネル  「…うむ。どうやらその剣はこの技に向かないようだな。何か別の方法を探さないと…」 
ダイナモ  「…別の方法… … …」 
カーネル  「うむ! そうだな。この技、おまえの拳で試してみろ」 
ダイナモ  「拳、ですか…? わかりました…」 

カーネル  「よし! いい感じだ。コツはつかめたな? あとは実戦で使ってみなければ上達しない。 
        次の任務、期待しているぞ!」 

ダイナモ  「わかりました!」 


第5章  RF壊滅の日 

スカイラグーン事件以降、ハンターベースからイレギュラーと認定されたレプリフォースだったが、 
それから数週間後になってもハンター側・レプリフォース側ともに、大きな動きは見せなかった。 
というのも、いまだハンター側にはレプリフォースのイレギュラー認定を疑うものも多く、 
レプリフォース側としては例えハンターベースと争うとしても、大した痛手にはなるまいと考えたからである。 



レプリジェネフォース基地 特殊任務部隊司令室 

カーネル  「よし、皆ご苦労だった。今回の任務も無事完了だ」 
ダイナモ  「今回も楽な任務だったなぁ。ところで小隊長?」 
ジェネレイ  「何だ?」 
ダイナモ  「噂ではハンターベースがうちのことをイレギュラー認定したとかなんとかって…」 
ジェネレイ  「あぁ、確かにそういうことは聞いている。大隊長、本当なのでしょうか?」 
カーネル  「うむ、それは確かだ。しかし、我々の任務には関係ないさ。総司令の命令がないからな。 
        それに、もしハンターベースが攻撃を仕掛けてきたとしても、我々の方が戦力的には圧倒的に優位だ」 

ダイナモ  「そうですよね。気にすることなんかないですよね」 

しかし、大きな動きはその数日後に待っていた。スカイラグーン事件の詳細な調査の結果浮かび上がった真犯人は、 
ハンターベース第14部隊の隊長、マクマード・ドラグーンだったことが判明。 
その行方を追って調査に向かったイレギュラーハンター、エックスの報告書を受けたハンターベース上層部は、 
改めてレプリフォースをイレギュラーと認定した。これにより、ハンターベースは本格的にレプリフォースへの攻撃を開始、 
エックス・ゼロの2人のエース級ハンターを筆頭に、各地のレプリフォース基地や施設に対する攻撃が始まった。 
一方レプリフォースは、総戦力では勝っていたものの、急な総攻撃を受けて各地から撤退を余儀なくされていた。 
ジャングル地方の巨大レーザー砲基地の陥落、レプリエアフォース基地司令部の壊滅、 
レプリシーフォース水上機動部隊の全滅、レプリGフォースの輸送列車の奪還など、その被害は計り知れなかった。 
ジェネフォース特殊任務部隊も、たびたび出動し活躍はしたものの、もはや戦況全体の流れを変えられるはずもなかった。そしてレプリフォース全体はついに宇宙への撤退を余儀なくされる。 
特殊任務部隊はスペースポートの警備にあたることになる。 

 

 

 

スペースポート シャトル発進デッキ 

カーネル  「揃っているな? 我々はこれよりスペースポートの警備と脱出者の援護を行う」 
ジェネレイ  「大隊長以下第01小隊はスペースポート全体の警護、 
         我々第02小隊はここで脱出者の援護を担当することになっている」 
カーネル  「そういうことだ。では、全員よく聞け。我々がここを守るのはここが重要施設だからというだけではない。 
        ここから宇宙にできるだけ多くの戦力を上げること、それがレプリフォースの未来の勝利につながる。 
        例え我々がここで敗れたとしても、宇宙に上がった同志達が必ず勝利を掴んでくれる。 
        そう信じて…我々は戦わなければならない。さあ、行くぞ! 全員、配置につけ!」 

全員  「了解!」 

カーネル  「…ジェネレイ、ダイナモ。ちょっといいか…」 
ジェネレイ  「ハッ! 何か…?」 
カーネル  「他でもない… アイリスのことだ…」 
ダイナモ  「そういえば、最後のシャトルで…」 
カーネル  「そうだ… 妹を… 頼む」 
ジェネレイ  「…そうでしたか… 了解しました! 必ず、シャトルを守り抜いて見せます!」 


スペースポート 管制棟5F 
スペースポートの管制室。警備の隊長であるカーネルはここで戦況を見ていた。 

カーネル  「…ついに、攻撃が始まったか…」 
       「…あの2人が先頭で来ている… これでは…負けるな…」 
       「だが! やるしかない! 私が出るぞ!」 



スペースポート 管制棟屋上 
スペースポートの奥へと進んでいくエックスとゼロ。しかし、シャッターの先に待っていたのは… 

カーネル  「来たか…エックス、ゼロ… もはや私に退く場所などない… ここで…決着をつける!」 
エックス  「カーネル… 僕たちは…本当に戦わなくてはいけないんだろうか…?」 
カーネル  「今更何を… 言ったはずだ、もはや引き返すことはできんのだ!」 
ゼロ  「エックス。ここは俺に任せてくれ… 俺は、こいつとの決着をつけねばならない!」 
エックス  「…わかったよ…ゼロ。僕は向こうの攻撃に回る…」 
ゼロ  「さあ! 決着をつけるぞ! カーネル!」 
カーネル  「望むところだ! 行くぞ! ゼロ!」 


スペースポート シャトル発進デッキ 
一方シャトル護衛隊。ダイナモとジェネレイは司令室で待機していた。 

ダイナモ  「小隊長! こちらも攻撃が始まりました!」 
ジェネレイ  「ああ、わかっている。皆、あと2つだ! あと2つ、何としてもシャトルを守りきるんだ!」 

ジェネレイ  「…!? アイツは… もしかして…?」 
ダイナモ  「小隊長? どうしました?」 
ジェネレイ  「明らかに形勢が悪い。我々も出撃するぞ! ダイナモは2番通路の敵を頼む」 
ダイナモ  「了解しました」 


スペースポート シャトル基地1番通路 
ゼロと分かれ、スペースポートをさらに進むエックス。シャトル基地らしき建物に侵入し、通路を進んでいると… 

ジェネレイ  「おまえは…エックスだな?」 
エックス  「ああ… そうだ。あなたは…?」 
ジェネレイ  「私はジェネレイ。シャトル基地守備隊の隊長だ。ここは…どうあっても通すわけにはいかん!」 
エックス  「(なんて気迫だ…)…なら、あなたを倒してでも通してもらいます!」 
ジェネレイ  「いいだろう…かかって来い!」 


スペースポート 管制棟屋上 
ゼロとカーネルの対決はいよいよ佳境に入っていた… 

ゼロ  「なあ、そろそろ決めないか…? 決着を…」 
カーネル  「いいだろう… お互い、とっておきの技を温存しているようだからな…」 
ゼロ  「わかっていたか… しかし、容赦はしないぞ!」 
カーネル  「それはこちらのセリフだ。では、行くぞ!」 
ゼロ  「はあぁぁ! 落鳳破!」 
カーネル  「くらえっ! グランドスラッシュ!」 

ゼロ  「…何とかやったか…?」 
カーネル  「さすがだ…ゼロ… しかし、私が敗れても…レプリフォースは…レプリロイドだけの世界は…」 
アイリス  「…! 兄さん!」 
ゼロ  「!? アイリス!?」 
アイリス  「ゼロ… あなたが…?」 
ゼロ  「あぁ… すまない………」 
アイリス  「もう… 構わないでください… 2人きりに…」 


スペースポート シャトル基地1番通路 
ゼロとカーネル、その決着がついた頃。エックスとジェネレイ、こちらの戦いも終わりを迎えようとしていた… 

エックス  「(くっ… やっぱりこの気迫… 向かい合っているだけで押されそうなこのプレッシャー…)」 
ジェネレイ  「どうした! もう終わりか!」 
エックス  「まだだ! あきらめない!」 

エックス  「うわっ! このままじゃ…負けてしまう… 仕方ない…ここは退くしかない…」 
ジェネレイ  「待て! 逃げるか! ちっ…シャトルから離れすぎる… 追跡は無理か…」 


スペースポート シャトル発進デッキ 
カーネルの戦死とジェネレイの奮闘により、ハンターベース側のエースであるエックスとゼロは退却に追い込まれた。 
しかし、未だ数で勝るハンターベースの攻撃は止むことなく続いていた。 
ダイナモ、ジェネレイなどはシャトル発進デッキまで後退を迫られる… 

ダイナモ  「小隊長! 無事でしたか… カーネル隊長が…」 
ジェネレイ  「あぁ… 聞いている… これで、我々の状況は絶望的だ… 
         しかし! シャトルは絶対に守り抜いてみせるぞ!」 
ダイナモ  「ええ! 了解です!」 

ダイナモ  「…? あれは…? ア、アイリス様です!」 
ジェネレイ  「何だって!? 一体どうなさったのです?」 
アイリス  「…兄が… …兄が…」 
ジェネレイ  「…報告は聞いております… しかし、アイリス様には生きて宇宙に出ていただかなければなりません… 
         それが… 大隊長の遺志です…」
 
アイリス  「わかりました… では、シャトルの護衛、お願いします…」 
ダイナモ  「お任せください!」 

そして、モニターにはハンター側の更なる攻撃隊が行動を始めたことが映し出される。 

ジェネレイ  「来たか… シャトルのカウントダウンは既に始まった! これさえ守りきれば、我々の任務は終了だ。 
         その後は、各自でスペースポートより脱出、ポイント00104に集結し、地上での最後の反撃に出る!」
 

そして戦闘が始まった。ダイナモ達第02小隊は必死の抵抗を見せ、カウントは順調に減っていった。 

ダイナモ  「よし! カウント残り5秒だ! みんな、脱出だ!」 

シャトルの無事発進を背後にし、ダイナモ達はポイント00104目指し、脱出を開始した。 


ポイント00104 
無事に脱出した第02小隊だったが、ポイント00104に仕掛けられた罠に気付くはずもなく… 

ジェネレイ  「よし、揃ったな?」 
ダイナモ  「小隊長、これからどうするんですか?」 
ジェネレイ  「…もう小隊長は終わりだ。結局地上ではジェネフォース基地も指令系統もなくなってしまったからな。 
         さて… これからどうするかな…」
 
ダイナモ  「どうしますかねぇ… 何にせよ、早いところ決めないとハンターベースに気付かれますよ」 

???  「そういうことだ。全員、おとなしくしてもらうぞ」 
ダイナモ  「! 誰だ!」 
???  「俺か? おれはリケイドだ。ハンターベース第5ゲリラ部隊隊長。 
       悪いけど、ここから逃がすわけにはいかないな」 
ジェネレイ  「くっ、気付かれていたとは… 仕方ない… 皆、覚悟を決めるぞ!」 

1対多数。その言葉がピッタリと当てはまるような戦いだった。 
第02小隊は陣形を保つこともできず、個々に撤退を余儀なくされる。 
その後、リケイド達第5ゲリラ部隊を中心としたハンターベース過激派によるレプリフォースの残党狩りが始まる… 
第02小隊は、そしてダイナモはどうなったのか?明らかになるのはそれから数ヶ月後のことであった…

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